私は舞い上がっていた。
良明と出会って1年と少し、良明を欲する気持ちは強まる一方だった。
そしてスキー場のクローズを迎えた春。
私は、ある決断をしたのだ。
良明に自分の気持ちを伝えようと。
私の中では生まれて初めて、自分からの告白だった。
部屋に居るとき、どこで、どんなシュチュエーションで、初めなんて言おうか、顔を見て言った方がいいだろうか、それとも電話がいいだろうか。
悩んだ挙句、私は電話で良明に告白することにした。
もし、顔を見て告白して断られたら、私は、その場をどうやって、やり過ごしたらいいのかが、わからなくなりそうだったから。
私は意を決して、電話の前で、手を合わせる。
どうか、この電話を切るときには、私は、最高の幸せに包まれていますように。
そして電話をかけた。
「もしもし?」
「あ、良明?今、電話大丈夫?」
「大丈夫だよ。どうしたの?改まっちゃって、珍しいじゃん」
「んとね、実は、話したい事があって・・・」
「どうした?何かあったの?」
「実はさ、もう良明と知り合って1年以上じゃん?私のさ、気持ちを、ちゃんと伝えなきゃなと・・・」
一瞬、良明が無言になった。電話の向こうで顔が強張った良明がいるのか、困り果てた良明がいるのか、それとも・・・
「私ね、良明のことが好きなんだけど」
良明は黙ったままだった。その沈黙は私の言葉までもさえぎった。
何か言って?良明・・・・
どのくらいの間、沈黙だっただろう・・凄く長く感じた。
そして良明の深呼吸が受話器から聞こえた瞬間、
たった一言だけ告げられた。
「ごめん・・・」
良明と出会って1年と少し、良明を欲する気持ちは強まる一方だった。
そしてスキー場のクローズを迎えた春。
私は、ある決断をしたのだ。
良明に自分の気持ちを伝えようと。
私の中では生まれて初めて、自分からの告白だった。
部屋に居るとき、どこで、どんなシュチュエーションで、初めなんて言おうか、顔を見て言った方がいいだろうか、それとも電話がいいだろうか。
悩んだ挙句、私は電話で良明に告白することにした。
もし、顔を見て告白して断られたら、私は、その場をどうやって、やり過ごしたらいいのかが、わからなくなりそうだったから。
私は意を決して、電話の前で、手を合わせる。
どうか、この電話を切るときには、私は、最高の幸せに包まれていますように。
そして電話をかけた。
「もしもし?」
「あ、良明?今、電話大丈夫?」
「大丈夫だよ。どうしたの?改まっちゃって、珍しいじゃん」
「んとね、実は、話したい事があって・・・」
「どうした?何かあったの?」
「実はさ、もう良明と知り合って1年以上じゃん?私のさ、気持ちを、ちゃんと伝えなきゃなと・・・」
一瞬、良明が無言になった。電話の向こうで顔が強張った良明がいるのか、困り果てた良明がいるのか、それとも・・・
「私ね、良明のことが好きなんだけど」
良明は黙ったままだった。その沈黙は私の言葉までもさえぎった。
何か言って?良明・・・・
どのくらいの間、沈黙だっただろう・・凄く長く感じた。
そして良明の深呼吸が受話器から聞こえた瞬間、
たった一言だけ告げられた。
「ごめん・・・」
