「華乃、イブ暇か?」 「…えっ?…暇、暇っ♪」 朝、さっきまで起こしても寝ぼけてたクセに飛び起きやがった。 一晩悩んで決めた。イブは華乃と過ごす! 年末には彼女に会いに行ってケジメ着けてくる! ―――――――――― 「ん〜♪ふふ〜ん♪」 キッチンから、珍しく華乃の鼻歌が聞こえる。 ご機嫌ですね。 「恋人はっサンタクロ〜ス♪」 …… 「本当はサンッタクロ〜ス♪」 …なんか…プレゼント用意すっかな。