手にしたあとは?〜積み重なってゆくもの〜



『Dear大樹さん
メリークリスマス!ごめんね?こんなモノ置いていって。去年渡せなかったけど、やっぱり必要だと思ったから、いらなかったら捨ててね。

どうか幸せになってね。大樹さんは、ずっとずっと、私の特別だから。

華乃』









紙袋に入ってたのは、メッセージカードと、あったかそうな手袋。



手袋なんていらない。華乃のあったかいアノ手が欲しい。




俺に駆けよってくる笑顔も、照れた時の真っ赤な頬も。




出会った時からもう、俺は華乃に惹かれてた。



こんなに華乃を愛しいと思ってるのに、彼女を選んだ俺がバカだった。




手放すなんて、最初から無理だったんだ。






カッコつけて、華乃が幸せなら…なんて笑っちゃうよな。



こんな最低な俺を、最後まで『特別』だって言ってくれた華乃。



俺が華乃を幸せにしたいんだ。




もう気付いても遅いかもしれない。











それでも、この言葉を伝えたい。