手にしたあとは?〜積み重なってゆくもの〜


走りながら俺は華乃に電話をかける。

「はぁっ!くそっ…出ねぇ!」


あ!


俺は神にもすがる思いで彩に電話をかける。


「ん〜…はい…?大樹さん?」


出た!


「彩!華乃…今どこに居る!?」


「は…?なんでですか?」


「会いたいんだ…今すぐ!」



「華乃…今、一生懸命前に向いてるんです。今更何ですか?……教えられません。」


当たり前だよな…今更俺なんか出る幕ないよな…



でも…っ


「頼むっ…!分かったんだ俺…本当に大切なもの…!今伝えないと、一生後悔する…!」












「はぁっ。ハナの事…傷付けたら、海に沈めます。」


「沈めてくれ!」

俺はもう何でもよかった。とにかく華乃に会いたくて…



















「てっチャンに送ってもらってます…。ちょうどもうすぐ家着くんぢゃないかな…?」




「さんきゅ!」





俺は来た道をすぐに引き返した。













華乃…