押しに弱いあたしは頑張ってかおりちゃんを…かおりって呼ぶことにした。
「う…うん。 か…かおり、」
「うん! それでよろしい笑 あっ、あゆみ!」
かおりがあゆみ?っていう子を呼んだ。
「あっ、かおり!お久しぶり! 同クラじゃん!よろしく! 」
「うん! もちろん♪ あっ、この子今友達になったの! 中原ちなつ! 」
かおりがあたしのことを紹介した。
「ちなつね! よろしく!」
「あっ、よ…よろしくお願します」
「んで… 今来たのが今野あゆみ」
今野あゆみちゃん…。
うん?
…
あっ…。
思い出した。
「あっ、あゆみちゃん!あの、えっーと。 F幼稚園じゃなかった?! さゆり先生の組で一緒だった… 」
「あっ! ちなじゃん! なんだー! ちなぁぁぁ♡」
といって、あゆみちゃんに抱きつかれた!
今野あゆみちゃん。
あゆみちゃんは、あたしが通っていたF幼稚園で…さゆり先生というとても優しい先生の組で同じだった。
だけど…確かその時年長さんかな…
あゆみちゃんは引っ越ししてしまった。
年中の時にしか同じ組じゃなかったから。
記憶にいなかったのかもしれない。
