シューティングガード。スリーみたいな長距離を得意とする。
クラッチシューターは勝負所で決める人のこと。
美琴はもう外さない。
ドリブルで現バスケ部抜き去り、美琴にパスをする。
そしてそのまま、美琴がシュート。
入った。やっぱり。
「安定してるねー。美琴ちゃん?」
「桃琉こそ、そろそろマークがたくさんつくところだと思うけど?」
「何人来ても一緒だよ。抜くから。」
「まぁ。桃琉も絶対的エースだったものねぇ。」
倒れなかったらバスケ、続けてたけど.....
もう無理だしねぇ。今ぐらい、楽しんでもいいでしょ?
「あ。」
美琴のほうがマークいっぱいついてるじゃん。じゃ、そのままいこう。
マークいるからそのままフェイダウェイ。後ろに飛ぶ。
美琴はスリーだとゴールまで届かせるのさえ、難しいのにそれを普通にやってのける。
永遠のあこがれ。私じゃできないから。美琴がフェイダウェイをやるのがとても好き。
「正面でゴール目の前だから楽勝なんだけどなぁ......」
「桃琉、ナイス。」
「次、マークはずして美琴がフェイダウェイしてね。」
「嫌よ。しんどいし。」
絶対そう言って断る。

