僕と君の365日


シューティングガード。スリーみたいな長距離を得意とする。

クラッチシューターは勝負所で決める人のこと。


美琴はもう外さない。


ドリブルで現バスケ部抜き去り、美琴にパスをする。

そしてそのまま、美琴がシュート。


入った。やっぱり。


「安定してるねー。美琴ちゃん?」


「桃琉こそ、そろそろマークがたくさんつくところだと思うけど?」



「何人来ても一緒だよ。抜くから。」


「まぁ。桃琉も絶対的エースだったものねぇ。」


倒れなかったらバスケ、続けてたけど.....

もう無理だしねぇ。今ぐらい、楽しんでもいいでしょ?


「あ。」

美琴のほうがマークいっぱいついてるじゃん。じゃ、そのままいこう。


マークいるからそのままフェイダウェイ。後ろに飛ぶ。


美琴はスリーだとゴールまで届かせるのさえ、難しいのにそれを普通にやってのける。


永遠のあこがれ。私じゃできないから。美琴がフェイダウェイをやるのがとても好き。


「正面でゴール目の前だから楽勝なんだけどなぁ......」


「桃琉、ナイス。」


「次、マークはずして美琴がフェイダウェイしてね。」


「嫌よ。しんどいし。」


絶対そう言って断る。