僕と君の365日


やっぱり気が早かったかな。



「桃琉!」

入れ換えに入ってきたのは陽信。



「陽信........」

「桃琉......椿と話しただろ?変なこと吹き込まれなかったか?」


「..........別に。何も。」

陽信は知ってたの?私が折山くんと会うこと。



「ごめん。陽信.........」

「いや、隠そうとしてた俺が悪い。.......放課後、話そう。体育、出たいだろ?」


「うん!」

陽信、ごめん。やっぱり間違ってた。




陽信が話したくないのに嫌々聞いても全然意味ないや。ごめん。


「じゃ、私、着替えてくる。」


そう言って走り出した。