僕と君の365日


「まぁ、いいし!俺にもいつか彼女できんねんから!」

「なんか。負け男だねぇ。」


イオ、それ禁句。

「いいねん!どーせ左京のほうが先できますよーだ!作れよ!」

「まぁ、いいけど。」


左京がその一言を言ったと同時に女の子がこっちを向く。

「私、春夏冬くんだったら彼女、立候補しちゃうー!」

「やぁーん。わたしもぉー!」

「........どうしよう、イオ。吐き気がしてきた。」

「桃琉ってたまにすっごい酷いよね。自覚ないけど。」

「あぁ。気持ち悪い。」

本当に気持ち悪い。私、なんか変なもの食べたっけ。........やばい。胃、かな。よくわからないけど。

「でも......胃より.....心臓が。」


痛い。

「イオ、保健室。」

「わかった!イオちゃん頑張っちゃうよー!」


こう言うときのイオは頼りがいがある。だから安心して少し眠ろう。