「まぁ、いいし!俺にもいつか彼女できんねんから!」
「なんか。負け男だねぇ。」
イオ、それ禁句。
「いいねん!どーせ左京のほうが先できますよーだ!作れよ!」
「まぁ、いいけど。」
左京がその一言を言ったと同時に女の子がこっちを向く。
「私、春夏冬くんだったら彼女、立候補しちゃうー!」
「やぁーん。わたしもぉー!」
「........どうしよう、イオ。吐き気がしてきた。」
「桃琉ってたまにすっごい酷いよね。自覚ないけど。」
「あぁ。気持ち悪い。」
本当に気持ち悪い。私、なんか変なもの食べたっけ。........やばい。胃、かな。よくわからないけど。
「でも......胃より.....心臓が。」
痛い。
「イオ、保健室。」
「わかった!イオちゃん頑張っちゃうよー!」
こう言うときのイオは頼りがいがある。だから安心して少し眠ろう。

