僕と君の365日


「わかった?平然を装って聞くのよ。」

「はい。わかりました!」

幸せへもう一歩。踏み出せるかな?


一緒に帰った次の日は挑戦から始まる。


陽信、まだかな。

陽信がなかなか学校に来ない。いつも来る時間より早いからだろうけど。でも早く会いたい!


「だまれ!都騎!」

「聞きました?奥様?リア充ですって!親友を二人も差し置いて!」

「聞いたわよ!昨日、でしょ?ネタは出てるわ!」

朝から都騎と左京の茶番を見て笑ってしまう。

「待て、待て。都騎言っとくが左京は俺より前からリア充だぞ。」

「そんなん知ってるわ!どーせ俺はお前の妹にしかモテませんよーだ!」

「妹、左京派だって。」

「あ、ごっめーん!」

あ、本当に面白い。左京がリア充って誰と......?

「左京は大学生のオネーサンと付き合ってんねん。」

「正確には付き合ってはないんだけど。」

は?じゃあリア充じゃないの?

「いや、その、オネーサンに猛烈なアタックを.....えーっとなんやったっけ?」

「香織(カオリ)さん?」

「あぁ、そうそう。香織さんにやねん!」


香織........どっかで聞いたことあるような.......

「みんな、おっはよーっ!」

イオが元気よく、入ってくる。

「あっ!」