二人で並んで歩き出す。 でも人がいっぱいいて歩きにくい。 そんななかで桃琉は楽しそうに周りをみまわしてる。 「あ、あれ、きれい.....」 そう言って見たのは雑貨屋。 グラスに細工が施されててピンクの薔薇が描かれている。 「でもピンク色が.....もうちょっと淡い色だったらなぁ。」 「あれでも十分きれいじゃね?」 「さくらの色が好きだから 薄くて淡いピンクがいいんだ。」 ニコニコしながら答えた。 この笑顔はやっぱり 今になっても覚えている。