「てか早く行かなくていいのかよ。卯乃さんに怒ってもらう?」 「はるちゃん、お兄さん行ってくるから海空よろしくねー。」 にこにこしやがって。 「面白いお兄さんだねー。」 「まぁな。」 何だかんだ便りになるし。 まぁ、頼りねぇとこもぉっ! 「海空!いってぇっ。」 奥の部屋からドダダダダと足音を立ててやってくる妹。 「はる兄さん!おかえり!」 「お、おう。ただいま。」 みぞおちにクリティカルヒットしたのは黙っておこう。 「海空、紹介する人がいるから。」 俺の、とてもとても愛しい人。