射し込んできた光で私は目を覚ます。
ここは.....
私の、部屋?
そのとき部屋のドアが開く。
「あ、桃琉。調子は?」
「......だるい、かな。」
陽信.....なんで?私、どうなったの?あれ?陽信には部屋さえ教えてない......
「倒れて熱出てる。昨日はいろんなことがあったから疲れた上に濡れたから風邪引いたんだろ。部屋は大家さん?に聞いたよ。」
ふわりと笑う陽信の目の下にはクマができていて、ずっと起きてくれていたことがわかる。
って。昨日?
「学校は?」
「左京たちが結構上手く言ってくれてるみたい。」
「そっか。ありがとう。」
私のおでこには冷えピタが貼ってあって。ふと、幸せを感じる。
「おかゆ、つくったけど食べる?」
病気の時でも基本、一人だったからな...
「食べる!」

