「環、ごちそうさまーっ!」


私は大きい声で言う。



.......あの後、透真さんと柑也さんが戻ってきて透真さんは嬉しそうに柑也さんに話しかけていて柑也さんは照れてた。


仲直りして私は透真さんにまた抱きつかれて。


何故か、不思議と嫌じゃない。

........透真さんって綺麗だな。と。柑也さんもイケメンだから美男美女ということに気がついた。


私と陽信は無理。私がかわいくないからね。


でもそんなことを吹っ飛ばすぐらいに透真さん達との空間は楽しくて。


馨さんが柑也さんをからかって。馨は怒るの。それを敦さんが止めて。透真さんは煽ってるの。


春がやってきて笑って。良太さんが春を怒る。


そこがとても心地よくて。いろんなことが忘れられた。



憧れも。

好きも。

未来のことも。


何もかも忘れられた。