僕と君の365日



「注文決まったー?」


「私、なんでもいいかも。」

そう言う私に全員便乗。


「環が決めれば。」

柊也のその一言で意見がまとまって春を呼ぶ。


「みんな、仕方ねぇなぁ....」


そんな環の言い方に全員が罵声を浴びせたのは言うまでもなくこんな時間が続けばいいと思った。


「えーと.....」

環はスムーズに注文していって何がなんだかわからない。


「で、よろしく。」

「OK!んじゃ注文くりかえさせていただきまーす。」

そう言って春が言い直してくれても量が多すぎていまいち聞き取れなかったのも事実。


そのときまた、お店のドアが開いて今度は綺麗な人が入ってくる。

おそらく、春の知り合いでまた軽く話をした後、春をおいてこっちに向かってあるいてくる。

「とうまぁーっ!」


飛んでいったのは弟さん。

大きな声で走っていって抱きつく。周りの人がビックリしてるけど。


「うわ。タマ、いっぱい友達出来たんだ。」

「何で皆、そう言うんすか。透真(トウマ)さんも良太(リョウタ)さんも。」


「初めまして。音羽(オトハ) 透真です。よろしくね。」


そう言って微笑んだ笑顔はとても魅力的で同性でも目を奪われた。