僕と君の365日



「なぁに?タマが奢るの?私も奢られたいなぁーイケメンに。」


と、ちらっと弟さんのほうをみる。

「なんで年下で弟が奢るんだよ。自分で払えくそ。おっさんが。」


暴言を吐きまくる弟はまだ名乗ってないから名前を知らない。

でもイケメンなのは確かで。金髪、ロン毛、それにシルバーのピアスに指輪、ネックレス。


そっちの人かも知れないけど。.....怖くはない。

やっぱりこれだけイケメンが揃うってことは類は友を呼ぶってことだよね。


「お願いします。今日、兄ちゃん金欠なの。」

「じゃあ飲みにくんな。」

「ひどっ。かわいそうとか、ないの!あんたは!」

「はっ!ないね。金ないとかあわれ。」

うわー。酷い。


「あっくぅーん!今すぐ弟クビにして!」

「うーん。それは困るなぁ....狙ってる子がくるし。」

「あんた、彼女いるじゃない!」


酔っているのかキレまくる馨さんを煽る弟と止める友人?

なかなか、面白い。特に馨さんは美琴が気に入りそう。