ふぅ。



きっともう大丈夫だ。


喉の奥からせり上がる苦味はもうかんじない。




私がよっと上半身をあげた時、保健室のドアがおとをたててひらいた。




「真有っ..!!」



こめかみにうっすら汗をかいている舜がきた。



その姿にまた胸がキュンとする。