そのことに少しホットする。
でも同時に言い合わらせない感情が押し寄せる。
.....舜は心を開いて、信頼した人にしかまともに会話をしない。
ホントにクールだから。
少なくとも、あの子に舜は心を開いたってことだから。
「だって、だって、日が暮れるって。」
「本気だ。」
「私って、そんなにバカっぽいですか・・・?」
「ああ。」
「即答!!??」
「ぽい というより、バカだな。」
「あんまり言うと私傷つきますよ!!」
「あっそ。」
「ぐ、群条くん!!
さっきから、ヒドイですよーー!!」
「本当のことをいったまでだ。」
「そ、そんな......。」
二人を銀杏の影からそっと見る。
そしてさっきの感情に拍車がかかるのを身をもって感じた。

