アイツは部活に入っていないから、この時間に学校に来るはず。 無意識に顔がほころぶ。 私は軽やかにステップをふんで外に出た。 そしてもう一度時計をみてハッとする。 いそがなきゃ...! 私は、クラリネットを抱え直し、足を速めた。