俺はついに暑さで、頭がやられたかなんて考えながら、その声をスルーした。



「え!? いきなり無視ってひどくないですか!!?」



パタパタと軽やかな足音がして、目の前に人影が立ちふさがる。



「・・・あ”?」



先ほど述べたように、しゃべることすら面倒だった俺はここでようやく顔をあげた。


「・・・・!!!!!!」


そしてついに幻影までみえたのかと頭をかかえた。




何故ならそこにたっていたのは、男なら誰もが見惚れてしまうであろう美少女だったためである。