結生は、そこでいったん言葉をとめ、真面目くさった顔でもう一度俺の前に、立ちふさがった。 「それがですね....1週間なんですよ。 なので...........。」 結生は、わざとらしく生唾をのみこみ真剣に俺を見据えた。 ...イヤ、頑張ってんのはよくわかんだけどな。 全然、雰囲気でてねぇーから。 まぁ、しょうがない。 この、むせかえるような暑さと、頭痛がしそうなほどうるさいセミの声がBGMじゃな。