初恋のアカリとソウ

数学は自慢じゃないけど、100点なんてとったこともないよ!
むしろ赤点を取って、夏休み補習になったことだってある…

誰かに助けを求めようと振り返ってみると、ソウが口パクで何かを言ってる。
それはこうだった『お し え て や る。』

あたしは珍しく素直に頷くと、ソウは手で表してくれたので、すぐあたしはそれを黒板に書いた。
「24π ㎠と。」
「お、おう。正解だ!アカリよくやったな。」

先生はソウが教えたこと知ってる気がする…。
まあいっかっ!と思いながらも席に戻った。

ー数分後

「ふぅ…ありがとう。助かったよー!」
「まあな! 余裕だったけどね!」
「で、ですよね~」

やっぱり余裕なんだ…
ソウはなにか思い付いたようだ。

「あっ!じゃあ、さっきの礼に俺の頼みきいてくれる?」
「…何をすればいい?」
「そうだな~、帰りに言うってことでっ!じゃあな~☆」

能天気なソウは少し嬉しそうに男友達の所に歩いていった。

「えっーーっ!?」

アイツに聞こえるぐらいの声で叫んだら
こっちをみて、ニヤニヤしながら手を振って無邪気に笑った。

その瞬間、またドキッとしたアカリがいた。
なにかの病気かもしれないな…

そんなことより!
なんでこうなったんだっけ…?
うーん…。

まあいっか!