ーなーんて、
李斗のキスに
翻弄されているうちに、
初心者の私が、
付いていけるわけもなく。
「〜〜〜!!」
深い深いキスに酔い痴れて、
身体中の力が抜けてしまった。
地面に落ちるような感覚を覚え、
衝撃がくるっと思ったんだけど。
私は李斗にしっかりと
抱き留められた。
「何、気持ち良かったの?」
「〜〜〜〜〜!!」
変態的な発言をされ、
私は顔を真っ赤に染めた。
「気持ち良いんじゃ、
お仕置きにならないじゃん。
苦しめてやろーと思ったのに。」
そう言って、意地悪く笑う李斗。
だけど、彼は知ってるハズ。
私が、本当に苦しいことは、
【李斗に拒絶される】こと。
それをしない李斗は、
本当に私を苦しめたいわけでは
ないのだ!わっはっはっ!!

