「やっと、触れられる。」
額が触れ合ったまま、
李斗の掌が私の頬に触れる。
「りりり李斗っ………」
「くくっ、
朔、顔真っ赤。」
ヤバイヤバイヤバイ。
李斗、メッチャ笑顔。
可愛いすぎるうううううっ。
「目、瞑って。」
いつもより、格段と優しい声色。
ーとうとう、この時が。
「っ!」
李斗に言われるがまま、
ぎゅーっと目を瞑った。
ーちゅ。
ーそれは、一瞬。
でも、ちゃんと唇と唇が
触れ合った。
唇が離れて、
徐々に目を開くと。
「フッ。」
李斗が鼻で笑って。
「っ!??」
ガッと後頭部を掴むと、
「んんっ!!」
今度はキツく唇が重なった。

