「ちょっと!!
何するつもり!??
早く行かなきゃ、
遅れちゃう!!!」
「えー。
朔が、
誰と会うのかしょーじきに
教えてくれたら、
戻ってあげるー。」
絶対に楽しんでる!!!
何でそこまでするの…。
「彼氏だよっ!!
大切な大好きな人に
会いに行くの!!!
お願い!!
早く目的地に行って!!!」
「その答えきいて、
余計に行きたくなくなったね。
朔、俺とドライブしよう。」
そう言ってニヤリと
侑は、笑った。
どーしよう!??
どーしたらいい!??
ドアを開けようかと思ったけど、
この道の制限速度は、
時速100km。
高速道路ではないけど、
無制限道路に近い。
しばらく、信号はない。
「ね、お願いだから!!
元来たところに戻って!!
お願い!!!」
「しょーがねーな。
俺の言うこと
何でも聴くっていうなら、
いいけど。」
「条件もわからないのに、
そんなものに乗る訳無いでしょ。」
「チッ。」
舌打ちをする侑。
これが、本来の侑。
お母さんやおばあちゃんに
見せてる姿は全くの偽物なんだ。

