「何?」 「な、ななんでもないです!!!」 「ふーん。」 あの唇が明日、 私の唇に触れると思ったら、 なんか緊張してきたっ!! ーって、私は変態だ!!! 「何でもないわけねーよな。 そんな表情(かお)してさ。 嘘つくなよ、 キスして欲しいんだろ?」 「!!!!!」 俯いた私の顔を覗き込むように 至近距離に李斗の顔が!!!!! 「目、瞑れ。」 もう至近距離の李斗を見ることは、 私にとっては、刺激が強過ぎて。 李斗の言う通りのように 目をきつく瞑った。