ツンデレ彼氏をデレさせろ。




「食べる。」



そう言って、私が渡した
マフィンをあっという間に食べた李斗。



「ちょっとは、
上手くやれるようになったじゃん。」



ーそう言って、ニヤリ
口角を上げた李斗。



ーどきーーーーーっ!!!
い、イケメンすぎる!!!
か、カッコよすぎる!!!



ニヤリと口角をあげる意地悪な顔なのに。
私はこの表情が好きで好きで
たまらないのです。



ー因みに解説すると。
手作りの物をあげたのは、
コレが初めてじゃない。



三回目。



一回目に、渡したのは、
チョコレート。
その時に甘い物が嫌いだと知った私。
けど、かなり『甘すぎる』と、
文句を言われまくったけど、
食べてくれた。(かなり嫌そうだったけど笑



二回目は、クッキー。
それでも、『まだ甘い。』
って、言いながら、全部食べてくれた。
(コレもかなり嫌そうだったけど笑



ーそして、今回。
初めて褒められた。
嬉しすぎて失神するよーーー!!!





「ありがとな。」



そう言って、
彼は立ち上がってドアに近付いた。



「………いつまで、
ニヤけた面してやがる。
さっさと練習始めるぞ。」



ー切り替えが早い李斗さんです。
どんな彼も大好きです。



「はい!」