「腹、壊すぞ?」 「え。」 「これから、部活なんだろ? 腹、 壊したら部活できなくなるぞ? いいのか?」 「ちょ、」 「俺は腹痛の犠牲者を 出さない為にコレは俺が食う。」 ーそう、言って、 李斗は私を引きづりながら 走り出した。 そして、そのまま、 強引に家へと引っ張られた。 ーただし、いつもと違うところが。 案内されたのが、 いつものお茶の練習場ではなく。 ーーー李斗の、お部屋。