「はあ、危なかったー。」 やっと、緊張から解放され、 起き上がって一息つく。 「あ、あああああ、ののの、 リトサン…。」 シーツで身体を隠しながら、 顔を真っ赤にして俺の名前を呼ぶ。 「着替えます、着替えるんで、 ちょっと出て もらってていいですか?」 …朔の声が震えてる…。 完璧にやりすぎた。 「ああ、ごめん…。」 そう言って、 再びカーテンの外に出た。