バスに揺られて、
気持ち良かったのか、
気付けば眠りに就く朔。
それが、俺の肩に身を預ける状態に
なっていて、すごく近くに
朔の顔が、っていう状況…。
…シャンプーのいい香りがする…。
プニプニの頬。
サラサラの髪。
極めつけは、
柔らかそうなフニフニの唇。
ーちゅ。
あ。やっちまった。
ドラマやマンガなんかで
よくあるシーン。
バスの中で彼女が寝てしまい、
彼氏が寝込みを襲う的な…。
そんな状況に自分が
当てはまるようになるなんて、
思いもしなかった。
彼女に気付かれずに寝込み襲う
ーなんて、失礼だろって、
思っていたけど、
ようやく、そんなストーリー定番の
状況に陥った時の心理状態が
理解できた。
スースーと
規則正しい寝息が聞こえる。
…なんて、可愛い。

