「あら、李斗。
上手い具合にこの子に
洗脳されちゃったみたいね。」
「黙れ!
二度と俺の前に現れんなっ!!」
そう言って、
李斗は、私を連れ、
雑貨屋さんから出ようとした。
ーすると。
「まあ、彼女で足りなくなったら、
いつでも連絡してきなさーい。
私が相手、してあげる。」
ーそういう彼女に。
「失せろ!!!」
ーと、言って、
李斗は、私の手を握って、
雑貨屋さんを出て走り出した。
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「ごめん。」
彼女の姿が見えなくなって、
しばらくして、
走るのをやめた李斗は、
急に私に謝ってきた。
「私は大丈夫だよ。
気にしないで。」
ーと、言うと、
切なそうな表情を浮かべて
私を見てきた李斗。
「ちょっと、休憩する?」
ーと、言って、近くの
喫茶店に入った。

