爽が帰ってからすぐ、
玄関のチャイムがなった。




ー李斗だっ!!



「行ってきまーすっ!!」



玄関から家の中へ叫ぶと
お母さんに行ってらっしゃいと
声をかけられ、扉を開けた。




「李斗っ!
おはよーっ、……………!!!!!」



「よっ……………お……………。」



ー二人目を合わせて、固まった。



アレ………???
李斗って、こんなに
カッコ良かったっけ………???



いや、カッコイイんだけど、
ほんっっっっっとに
カッコイイんだけど………、



李斗の私服は見た事ないからか、
いつもと違う彼に
私が見惚れてしまった。