今、日本に危機が迫っている。
あるウイルスが原因だ。
通称「D」。なんでそう呼ばれているかは知らないけどみんなそう呼んでいる。

そのDに感染すると、自我が持てなくなり、暴れ狂ってしまうという厄介なものだ。

そんな感染者をなくすために日本の政府が作り出したのが俺達「Removal」。
チーム○○とか分けられていて全国に配置させた。

そう。俺たちは特別なんだ。

ウイルスを除去するために施設から連れて来られて英才教育をうけさせた。

感情というものもほとんどの奴らが持てなくなった。

いきなり近づいて、いきなり電気ショックを受けさせて…。

初めは俺たちもそんな残酷な方法が正しいと思っていた。

けどある人にであったんだ。

その人はとても暖かくて優しくてこんな俺らでも「大切な教え子」と言ってくれたんだ。

でも、その人は…


戸田「許せない」

宇佐野「だね。絶対に許せない」

戸田「うぁ！宇佐野！おまっ！いつからっ！？てか話の内容分かってんのか！？」

宇佐野「もちろん♪あの人のことでしょ。てか、戸田。」

そう言うと宇佐野は俺に近づいてきた。

宇佐野「耳かして」

ボソッ

宇佐野「独り言いう時は口、閉じた方がいいよー。」

自分でも顔が赤くなって行くのが分かる。

恥ずかしくなったのと、多分…宇佐野のせい。