ピローン

ぁれ、夏からLINE??
こんな時間にどぉしたんだろ

“優、俺さ優が好き”

そういう彼には、彼女がいた。
なのに、私に好きという意味が
わからなかった

だけど、どうしてだろう。私は
なんで、なんで、断らなかったんだろ

“けど、彼女いるじゃん!”

とっさにそう答えてしまった。

“彼女いるけど、もう別れそうだから
別れたら付き合って”

そう言われた時、呆れてしまった。
だけど
本当に彼は別れた。その時の彼は
泣いていた…

“おれと、つきあって。”

そう泣きながら言われた。
私は返す言葉がひとつしかなかった。

“わかった”

これが、私と彼との恋の始まりだった。