ドロップ缶










あの後、私はコイツとなんも関係ないという言い分は聞いてもらえず、金髪野郎にはコイツとそーいう関係だとおもわれ挙句の果て乗り換え発言をされ、ぐだぐたしていたのだが、黒宮の眠いと言う声でかえることになったのだが……







どうして私がここにいる。






このまま解散かと思いきや、男二人に自然にバイクに連れてかれ、いつのまにか黒龍の倉庫の前にいる。






あぁぁ……と悶えていたら、すでに2人とも歩き出していた、このまま逃げても気づかれないはずだ、よし逃げよう





思ったら即行動、クルと回れ右をして走ろうとする。でも、そう簡単にいかないのがが人生だ。
しっかりと、腕を掴まれていた。




じっとこっちを見る、いや、睨みつけてる男。何も言わずすぐに倉庫へ歩いていく、もちろん私の手を掴んで、




くっはずれねぇ…!




もう、どうしようもないなと諦め、素直についていく。反対の手にはさっきのコンビニでいつの間にか買っていた、弁当。しかし、後ろ姿までカッコイイとは世の中不公平だな。




悶々と、考えていると、もう倉庫の前にいてフツーに入っていくもちろん私も。




会釈をしてくる、カラフルな頭の人達の視線が気になるものの、前だけを見すえてついていく。




しかし、珍獣にでもなった気分だな。




そんなことをおもいながら階段を登る。




銀の扉をあけぐんぐんはいっていく奴。




こっちの気も知らないで……!