泪 恋。

そんな疑問を抱きながらも、恥ずかしがるオトハの頭を撫でた。

オトハは身長はあたしより大きく、ぱっつんにふたっこ縛り。笑った時にみえるえくぼがかわいい。

一方あたしはチビで、ぱっつんにふたっこ縛り。べつになんのチャームポイントすらなかった。

でもよく、『オトハちゃんと花音ちゃんって、本当似てるよねー』て言われるのがなにより嬉しかった。

三年生になってからはクラスも離れてしまい、会えるのが登下校と休み時間くらいになってしまったが、それでもよく手紙交換などしていた。