届いた!!!

本の角をつかんだ瞬間。

勢いで、他の本もたくさん落ちてきて。


どうする事もできなくて。



わたしは、床に倒れこみ本の衝撃がくるのを待った。


……が、訪れる事はなくて。


「っぶねぇ。しっかりしろよ!」

翔吾だった。

床だと思ったのは、翔吾の腕の中で。
数センチ先には本が散らばってて。


翔吾が引っ張ってくれたんだ。