コトンッ


右肩が重くなった。



沙羅が寝ていた。


俺の肩で。


スースーと寝息をたてて。


さっきまで、あんなにはしゃいでたのに。


ってゆーか、まだ出発してから3分もたってないんですけど!?


「ね、寝るのはや!!」


つい、声を出してしまった。


すると、前の席から美優が顔を出した。

「沙羅ちゃん、昨日眠れなかったんだって。楽しみで。
ふふっ、笑っちゃうよね!」

と言って、微笑んだ。

「マジか!子供かよ、こいつは!」

俺も一緒になって笑った。




可愛いな。って思った。