七海の口から告げられた驚きつつも嬉しい言葉。


そっか、七海も美優も彼氏とラブラブしたいよね。
修学旅行だもんね。


「…わかった。楽しんでね!」

そう言うのが精一杯で。

「ありがと!ごめんね。わがまま言っちゃって。」

七海と美優が申し訳なく言う。


「ううん!そんなことないよ!せっかくの修学旅行だもん!楽しまなきゃ!」

翔吾の隣なんて嬉しすぎるもん!
謝ることなんてない。

むしろ、感謝だよ!


「ありがとう。楽しもうね!」




その会話を最後にわたしたちはバスに乗り込んだ。

高鳴る胸をおさえながら。