翔吾のことが好きだってことは、 誰にも言ってない。 なぜか、好きな人って言い出しにくくて。 好きな人のことをすぐに言える七海はすごいと思う。 「中華街、どこ行きたい?」 わたしは、七海と顔を見合わせた。 「「小籠包が食べられるのならどこでも!!」」 わたしと七海は、食べることが大好き。 あ、でも太ってはないよ? 特に今回は小籠包が食べて見たくてたまらないんだ。 楽しみだなぁ。