「おはよー!」
学校に着くと、挨拶の声が飛び交う。
「はやくクラス替えの結果見に行こ!」
七海に引っ張られるようにしてそこへ向かう。
たくさん人だかりができていて、わたしたちはドキドキしながら結果を見た。
よかった!!
七海と一緒だ!!
一安心したわたしは、ほっと胸をなでおろした。
わたしたちは、お互い手をとりあって喜んだ。
「沙羅!七海!
離れちゃったなー!」
そう声をかけてきたのは、いつメンのわたしの大好きな4人だった。
声をかけてくれたのは、ソフトテニス部のキャプテンであり、しっかりしててお茶目な後藤 美香。
その横に、剣道部でハキハキしてて少しぬけてるところがある北本 ゆずか。
その後ろに二人。
頼れるお姉さんで姉御肌の古寺 真智。
それから、天然でふわふわしてる橋本
結城。
「そうだねー。残念ーー!」
わたしと七海は嘆いてみせる。
「はやく教室行けよー!!」
とりとめのない話をしていると、先生の大声が聞こえた。
「じゃ、また部活で!」
そう言ってわたしたちはそれぞれの教室へ向かった。