隆聖side





俺は幹部以上を集めて話した



全てを。




園田組のこともdarkのことも。








俺が藤堂組であること




そして千尋が7代目の銀姫であることも





安藤奈美はただのカモフラージュ





自分でもひどいとは思う。







零「聞きたいことがある」





隆「なんだ?」




零「千尋とどういう関係なんだ?」








きた。その質問。






隆「千尋は…………」





ゴクリ





みんなの息を呑む音が聞こえてきた






隆「千尋の本名は槙野ではなく


藤堂千尋。俺の大事な妹だ」








全員の目が見開いた








そうだ






あの世界でトップの藤堂組の娘だからな






零「それを聞いて安心したよ」




零「園田組?関係ないね

俺たちのことも忘れてねぇだろ?



俺たちは世界No.1の暴走族だ」






相手に不足なし。か








隆「千尋は頼もしい仲間を持ったな」







龍谷幹部はみんな誇らしい顔をしていた





それはみんなが千尋を救いたいという





意志の確かめでもあるかのように





ピリリリリピリリリリ






俺の携帯がなる




リキトからだ




隆「さぁ、行こうか。俺も参戦する」







零「行くって居場所が…」








俺は携帯の画面を零斗に見せる






隆「藤堂組をなめんなよ?笑」






零「行こうか」






零斗も一瞬ニヤリとすると





みんな立ち上がり特攻服に着替えて








リキトに教えてもらった場所へ行く







千尋……待ってろよ___