*すれ違いlove*




零「お前………………」


そ、総長さんっ



『あ、あの…………?』





零「どっかであったことあるか?」



『…………っ』





総長さんも同じことを思っていたの?


『わ、私も思っていました』




でも会ったことはないよね




零「名前は?」




『え…………』




突然聞かれた名前



『と……あ!槙野千尋です!』




し、しまったぁー!


うっかり藤堂って言おうとした!



零「槙野……千尋」



『…………あ、あの?』




さっきから手を掴んだまま離さない総長さん



結「………………」




結衣もびっくりしすぎてこえが出ない様子





こ、この状況なにー?!



零「なぁ」





『へっ?』




総長さんが綺麗な目で私を見る



その目に吸い込まれそうなほど綺麗だった




よく見ると二重でパッチリなのに

男らしい切れ長で髪も長すぎず短すぎず


右側に銀のメッシュを入れてるのがオシャレ



鼻も高すぎず綺麗で


口は引き込まれそうなピンク色



零「……おい」



『えっ?』




はっ、しまった!


見とれてしまっていた!



『は、はい!』




零「直感って…………信じるか?」




直感…………?




私が首をかしげていると



零「…………ハハッ。わりぃ」




謝られた。




零「俺のことわかる?」





『へ?あ、えーっと。総長さん!』



零「ブッ……総長さんってなんだよ笑」




『えーっと、涼宮……冷蔵庫みたいなぁ』


零「れ、冷蔵庫………」



『れい………………と…………総長さん!』




零「お前………千尋は意外にアホだな」



『ち、千尋?!あほー?』




零「やっぱり、コイツだ………」






聖「零斗~そろそろ戻ってこいよ…ん?」


斗「聖夜どうした?…………え?」




え、えっ?!あの二人もいる!



零「俺、コイツに決めたから」




聖「まじかよ!見たい!」



一人がそう言って近づいてくる



『えっ………やっ』



聖「うわっ超かわいい!」




斗「こら、聖夜!初対面で失礼だろ?」







あわあわあわ( >Д<;)