グラウンドに落ちる汗

「あ、そっか!すいません!」




謝ることないよ、なんて優しい彼は同じ高校の2年生って言ってた。




「あ、電車きた。いこっか」




そう言って電車に乗り込んだ。




朝はあんなに長く感じた電車での道のりが、うそのように短く感じる。