『七海それマジ?来週じゃなかったっけ?』
『それが…発売してたんだよ~』
『どこの書店!?』
『えっと…学校出てから…』

はぁ…来ないかな…藍音

~それから、1ヶ月も過ぎた…藍音は来なかった…~

『聖也~呼んでるよー』
『今、行く!』
『なになに?聖也、彼女?』
『はぁ?何いってんだよ七海!』
『あ、どうしたの?』
『聖也…ほんとに覚えてないの?』
『…覚えてるよ。藍音』
『小5に付き合って、俺が転校して別れたんだよな』