もう一度聖也のところへ行こう。
あれから1ヶ月も過ぎたけど、もう一度。

『聖也…ほんとに覚えてないの?』
『…覚えてるよ。藍音』
えっ?だってこないだ…覚えてないって…
『小5に付き合って、俺が転校して別れたんだよな…』
『うん。』
『この間は嘘ついてごめん。たぶん俺、前みたいにいじられるのが怖かったんだ。だから、嘘ついたんだと思う。ほんとにごめん。』
『ねぇ。私のこと今でも好き?私は聖也の事好きだよ?』
『俺も、小5の時から変わってない。』
『やり直そ?』
『だな!』