カッコいいな…そう思って遠くから。
見ているだけで、幸せで…。
でも、今日は違った。
「…ゆい! ゆいってば!」
「ん…あぁ、何?」
私、チョーぼーっとしていまして…
「なぁ~、1年とこ行かね」
って、言ってた先輩を見たって…美咲が言ってた!!
ので、今日は、少し香水も付けてきた。
この香水は、ネットで噂の、恋の香水。
何時もより早く着いた渡り廊下。
「寒い…」
何時もより寒い、雪まで降り始め…。
「あっ!!ごめん!私、日直だった!!!!」
美咲は、日直で…
一人…!?
「どうしよ…私も帰…」
「君いいにおいだね」
「…えっ…!」
純希先輩。
「あぁ…ありがとう…ございますっ!!」
「だよなぁ…“譲”」
…えっと、譲って亜季譲先輩!?
「まじで!…うん!これ何の香り?」
「ぁの…えっと…」
恋の香りですーなんて…言えんし…!!!
「…友達の…やつです!!!!!」
…いい…よね!?
「ふーん、もしかして…あの茶髪の?」
すごい、亜季先輩に美咲の名前覚えて貰えてる!!
「それ、美咲です」
ふーん、と亜季先輩は、空に目を移す。
しばらく話をして、チャイムがなる。
