「お前のチケットキャンセルしといたから。」 さらりと真顔で言う芦川さん。 「え?! 俺 仕事で行くんですけど…。 キャンセルとか…。」 「俺のプライベートジェットで行け。 あと 2時間で発射する。 それまで一緒にいろ。」 「凪さん…。」 龍牙さんは 芦川さんに頭を下げると 私の手を握る。 「一緒にきてほしい。」