「龍牙さん!」 私は龍牙さんの所へ走る。 龍牙さんは驚いた顔のまま私を見る。 「どうして…?」 「みなみから聞いたんです。 龍牙さんが海外に行っちゃうって。 そしたら 隆弘さんと敬太さんが…ってわあ!」 龍牙さんが 私を強く抱きしめる。 「龍牙…さん?」 「本当は…。 この思い蓋をしとくはずだったのに…。」