「今までありがとうございました。」







私は
ラウンジのメンバーに挨拶をする。
今日。
私はこのホテルを出る。
監視生活が終わった今。
いつまでも
このホテルにいるわけにはいかない。












「寂しくなるね。
いつでもここに来てもいいんだよ?」




敬太さんが凄い笑顔でこう言う。








「俺のホテルなのに
お前が許可をするな。
52点。
いつでもここに来い。
俺は別にいいが
他の奴らが…。」









「…。
意地を張ってる…。」










「本当のこと言ったらいいのに…。」










「とにかく!
いつでも寂しかったらここへ来い!
いいな?」









「ありがとうございます…。」