「龍牙。 お前は俺の組織に入る気はないんだな?」 七海さんは 龍牙さんに聞く。 私のこめかみに 銃口をあてたままで。 「ゆめを離せ。」 「このオンナを離したら 組織に入るか?」 龍牙さんが 拳を握る。 「…。 俺らを捨てたくせに…。」 龍牙さんの言葉が 静かに響く。